ヤバい奴らですね☆
このブログを始めて半年がたちました。
最初は日記みたいにしようか、毎日書こうか、1ヶ月でまとめて何か書こうか等々考えましたが、自然と酒飲みながら週1のペースで何かしら書くってスタイルに落ち着いたのに毎回この最初の書き出しが定まらない乙方ですこんばんは。←このスタイルが定まってない。
そんな中、海外ドラマ「オザークへようこそ」のシーズン4製作と完結が決まったみたいですね。いいね。
「オザークへようこそ」シーズン4製作決定、ついに完結 ─ 全14話に拡大、バード家に「大きな問題」到来へ https://t.co/nsqLf7bdtg @the_river_jpより
— 乙方 (@otsuuukata) 2020年7月1日
良い海外ドラマの重要なポイント「だらだら引き伸ばさない」を見事にクリアしてきました。
先月にはシーズン3まで見終わって面白すぎぃ!と思ってたのですが、ぎっくり腰になってしまいブログに面白すぎぃ!と書くタイミングを逃してしまってたのでちょうど良い紹介のタイミング。
「オザークへようこそ」シーズン1予告
あらすじ
主人公はシカゴで財務顧問の仕事をして平凡に暮らす男マーティ・バードとその家族。しかしマーティの同僚が裏で資金洗浄(いわゆるマネーロンダリング)の金に手を出していたことが発覚し、状況は一変。メキシコの巨大麻薬カルテルを怒らせてしまい絶体絶命のマーティは何とかして命だけは助かろうと頭をフル回転させて自分の有能さをアピールする。
そして「5年以内にカルテルの裏金5億ドルの資金洗浄をする」という途方もない条件で、逃げるようにミズーリ州の田舎オザークへ家族と共に移り住むことになってしまう。という犯罪ドラマ。
Netflix製作で現在シーズン3まで配信中。
特定の、かなり限定された田舎で起こる犯罪ドラマということで映画「ファーゴ」のような雰囲気もあり、普通の家族が資金洗浄のような裏家業に関わってくることから「ブレイキング・バッド」のようなドロ沼感もあり、そのあたりが好きな人にオススメ。
資金洗浄を物語のメインに据えてる作品ってちょっと地味そうだし結構珍しいのではと思いつつ、シーズン1見てる時はやっぱり盛り上がりに欠けるかな?ってところもあったけど、逆にそれがリアリティを出し、日常に突然やってきた資金洗浄という異質なものがじわじわと当たり前になっていく、という感じが結果的に良い雰囲気に。
派手さがない分、静かに、確実に主人公達が悪い方向に進んでいくのを否が応にも感じ取ってしまい、どんどん右肩上がりに面白くなっていきます。
舞台となるオザークという土地も不穏さを引き立たせるのに大きく買ってそう。オザークは大きな湖に面したリゾート地、とはいっても休暇で都会から人が来なければ普通の田舎。劇中でも「オザーク?どこそこ?」みたいな台詞が出てくるレベル。
マーティ家がオザークへ引越してきた事も大金を持ってるという事も噂としてあっという間に広まったり、余所者・新参者と舐められたり、どこに行っても不審感が強い田舎特有の閉塞感がムンムンしている。さらに独自の地元ルール全開のヤバい人達に振り回され、資金洗浄の問題が解決したと思ったらまた新しい問題が入れ替わりでやってくるので感情移入し過ぎると胃がキリキリしてしまう。
邪神ちゃんドロップキック ミズーリ州編はオザーク湖でボート対決。
そんな「オザークへようこそ」、序盤は色々と登場人物や団体が出てくるけど良い意味でも悪い意味でもちょっと地味で派手さは無い。物語的にはスゴいピッタリな配役なんだけど正直とても覚えづらい。そこでヤバい登場人物・ヤバい団体を簡単に紹介。いったい誰がヤバいんだ?
ラングモア家
オザークへ引っ越して来た主人公一家から金を盗もうとする地元でも悪名高いヤバい犯罪一家。
しばらくは出てこないけど服役中の父親が一番ヤバいくて、オザークでは残されたその娘や親戚と甥っ子などが集まって暮らしている。でもヤバい一家とは言いつつも、ちょっと憎めない存在。
その中でもこの画像のラングモア家の紅一点ルースはなかなかのキレ者で、焼そばみたいな髪型も可愛い。
「ブレイキング・バッド」でいうジェシー・ピンクマンみたいな、口は悪いけどなんだか放っておけない存在。そんな彼女もオザークのいざこざに足を踏み入れてしまい、萌豚は固唾を呑んでひどい目に合わないか見守っちゃう。
スネル家
ラングモア家もなかなか癖のある一家だけど、もっとヤバいのが地元の有力者で芥子の栽培を営むジェイコブ・スネルとダーリーン夫妻。先祖代々継がれてきたオザークの土地を守っていてギャングまがいな事をしている。
「オザークで商売したけりゃ手数料を払え!」とマーティにけしかけるジェイコブとそれをサポートするダーリーンとの激ヤバ老夫婦タッグは地元警察にも顔が利くのでとにかくやりたい放題。
「湖とヘロインの街オザークへようこそ…」
ナバロ・カルテル
マーティ達がオザークへ逃げる原因になった大元のヤバいメキシコ麻薬カルテル。マーティ達が上記の2つの地元一家に手を焼かれてる事など露知らず、しっかりと板挟み状態に追い込んできます。
主にマーティとやり取りをしてるカルテルの中間管理職デルは紳士的な態度と裏腹にやる事は容赦ない。個人的には見た目渋くて好きなキャラ。
この手の映画とか海外ドラマ見るまではメキシコってタコスとマラカスとヒゲの陽気なオジさんの国っていうイメージしかなかったのにどんどん悪い偏り方のイメージがついてしまう。
FBI捜査官
犯罪が関わってくると当然FBIも絡んでくるけど犯罪者よりヤバいのがこの捜査官のロイ。何とかマーティを通じて大元のナバロ・カルテルへの足掛かりを得ようと画策するも、その方法がなかなか常軌を逸している。だいたいこいつのせいかもしれない。
邪神ちゃんドロップキックで一番ヤバい。
マーティ・バード家
間違えましたの
なんだかんだヤバいのが主人公家族。本作の主人公マーティは妻ウェンディと長女シャーロットと長男ジョナの4人家族。
家族は資金洗浄といういきなり非現実的な状況に巻き込まれて大混乱の中、一般家庭と同じように妻・子供とのごくありふれた家庭問題も出てきて物語に良いスパイスを与えてる。
上記のオザークのヤバい奴らに囲まれたマーティを妻のウェンディはどう支えるのか?子供たちの成長にどんな影響を与えるのか?
結論から言うとあんなヤバい奴らと一緒に仕事してまともなふりしてるマーティが一番ヤバいですね☆
メインキャラクターはこんな感じで、まともな人もヤバい連中のせいでヤバい奴になったりヤバい奴には事欠きません。オセロみたい。
ブレイキング・バッドの後釜みたいなポジションになるかと思いきや、全く違った切り口で話は展開していくので良い感じに差別化していて、いろんな人にオススメです。