脳内ブルックリン・ナイン-ナインSS 3話
※本記事は海外ドラマ「ブルックリン・ナイン-ナイン」の登場人物と筆者を交えた2次創作です 。実際のドラマ内での登場人物と筆者とは異なる点が多々あります。
3話です。
↓1話です。
↓2話です。
~99分署
ホルト署長「乙方!乙方はどこだ?」
ジェイク「あー……署長、乙方は今日休みです」
ホルト署長「何?最近休みが目立っているな」
ジェイク「ええ、特にあいつの見てる海外ドラマの最終話が更新された日はいつも休んでます。有給とっくに無いのに」
ホルト署長「それは問題だ。しっかりと勤務してくれる郵便係を探さねば……」
ジェイク「(マズいことになったか?)」
(OP)
テレッテテレーテレッテテレードゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥン
テレッテテレーテレッテテレーテンテンデデドン!
(OP終わり)
~翌日
ジェイク「よ、よう乙方、そういえば今日から郵便係に新しく人が入るんだってな。お前も先輩だな」
乙方「そうなの⁉︎アニメや海外ドラマが好きな人かな?」
ジェイク「デジャヴか?妙なフラグを立てるなよ」
ピメント「安心しろ!俺だぁ!!!」
乙方・ジェイク「ピメント!」
ピメント「久しぶりだなお前ら、今度こそレディ・ガガのコンサート以来か。あの日の夜は……ふぅ!最高だったな!」
〜過去回想(警察無線のノイズ音)
ピメント「イィヤァアアアアアアアあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
〜過去回想終わり(警察無線のノイズ音)
ピメント「ブラッドリー・クーパーがサプライズゲストで出てきてから記憶がねぇ」
乙方「それより!君も99分署に再就職するんだね!」
ピメント「ああ、脳内ブルックリン・ナインナイン1話を読んだら俺も郵便係としてでもいいから99分署に戻りたくなったんだ」
乙方「スゴい!実際に読者と会ったのは初めてだ!」
ジェイク「世界観が分からなくなってきたぞ」
ホルト署長「ピメント、久しぶりだな。ようこそ99分署へ。君には平日フルタイムの勤務をお願いしてるが、問題なかったかな?」
ピメント「当然だ。モスクワの備蓄庫に4ヶ月監禁された時の事さえ思い出さなければいくらでも働ける」
乙方「ちょっと待って!今日から郵便係が2人になるってこと?」
ホルト署長「いや、君には今日、ピメントに業務の引き継ぎを行なった後、退職してもらう」
乙方「そんな……」
ホルト署長「君は無断欠勤が多く、私たちの業務に支障が出てしまう為やむを得ない判断だ。自分の時間が大切なのは分かるが……次はシフト制でフレキシブルな職場を探すといい」
ジェイク「マンママガリオーネ……」
〜暗転
乙方「僕はもうおしまいだ……」
ジェイク「乙方簡単に諦めるな!なにも郵便係にこだわる事はないだろ?ベター・コール・ソウルでジミー・マッギルはHHMで郵便係以外に何をしてた?」
乙方「アカデミー賞予想の集計?」
ジェイク「いや、やってたけど……そうじゃない!俺が言いたいのは郵便係で働きながら通信教育で司法試験に合格した事だ!お前もこの1年、ここで郵便物を配ってただけじゃなかっただろ?お前は99分署の事をよく理解してる人材だ!」
乙方「そうだね……ありがとうジェイク!明日ホルト署長に掛け合ってみるよ!」
ジェイク「チャーリー・ハッスル、いやお前はジミー・マッギルだ!」
~翌日
乙方「ホルト署長!僕を99分署の事務として雇ってください!」
ホルト署長「いきなり何を言っている。事務はジーナで事足りているし仕事も満足にこなしてる。君と違ってな」
ジーナ「私を99分署から追い出す気?乙方、地獄に落ちな」
乙方「署長はジーナに任せた99分署のツイッターアカウントを見てますか?『あなたの街の安全・安心をお届けするアカウント』とbioに記載しながら最後のツイートが3ヶ月前で止まっています!」
ホルト署長「何?ジーナどうなってる⁉︎」
ジーナ「だって私のダンス動画ツイートに『Instagramでやれ!』って批判的なリプライばかり届くのよ地獄に落ちろ!」
乙方「代わりに僕が99分署の事務として広報活動をするよ!この分署の事は誰よりも分かってる!必ず市民に人気があって愛されるアカウントにさせます!」
ジーナ「私のダンス動画よりキモいあんたの方が人気が出るって言うの?地獄にお……」
乙方「僕がVtuberになるんだよ!名前は……九十九分子(つくもぶんこ)!日本人の女子高生なんだ。普段は真面目で刑事になる為に日夜勉強中だけどブルックリンに変わった警察署があると聞いて署員を調査しに99分署までやってくる好奇心旺盛なところあるんだ!おじいちゃん子で子供らしい一面もあって好きな映画はセブンとインソムニアと香港国際警察……それから、それから……」
ホルト署長「さっきから何を言っているんだ!」
ジェイク「そうだぞ乙方!それじゃあワトソン・アメリアと設定が被る!」
乙方「でも僕にはもう!……これしか……」
エイミー「乙方!落ち着いて!これはホルト署長の罠よ」
ジェイク「エイミー?どういう事だ」
エイミー「分署の就業規則の第5章、雇用の第3項-7、職員の退職を勧告する際には退職日の30日前に本人に通達をしなければならないと決められているわ。これは一般の企業にも当てはまるごく一般的な事項よ。署長がそんな『赤信号は止まれ』みたいな単純な規則を破ると思う?」
ジェイク「就業規則?そんなの初めて聞いた!署長室に忍び込んで見つけたのかエイミー?」
エイミー「就業規則は全職員がいつでも閲覧できるようにPDFでも配布してある」
ジェイク「そうなんだ」
ホルト署長「エイミー・サンティアゴ、君の言う通りだ。乙方、君に勤務態度を見直してほしくて嘘の通告をした。申し訳ない。だがこれは君のことを思っての事だ」
ジェイク「ホルト署長、さすがなら今回は荒療治すぎませんか」
乙方「いや、いいんだジェイク。今回はかなり応えたよ……それにこれぐらいしないと僕は真面目に人の話を聞かない。署長は僕の事をよく分かってる」
ホルト署長「君はもう既に99分署の大切な一員だ、乙方。今後休暇を取るときは事前に私に一報を入れて欲しい。代わりにピメントを派遣させる」
乙方「ありがとうございます署長、感謝します。じゃあ僕が昨日作った九十九分子ちゃんの2Dモデリングと立ち絵の素案は……」
ホルト署長「持ち帰ってくれ」
~数日後
ジェイク「ん?乙方はどこだ」
ホルト署長「彼は休みだそうだ。今日は事前に私へ連絡が来たのでピメントに郵便係をお願いした」
ジェイク「いったい今日は何のドラマが最終話なんだ」
ホルト署長「脳内ブルックリン・ナインナイン SSが3話で最終話のようだ」
ジェイク「そうなの⁉︎」
脳内ブルックリン・ナインナインSS 終
ブルックリン・ナインナインはNETFLIXでシーズン8まで配信中!
https://www.netflix.com/title/70281562?s=i&trkid=13747225