脳内ブルックリン・ナイン-ナインSS
※本記事は海外ドラマ「ブルックリン・ナイン-ナイン」の登場人物と筆者を交えた2次創作です 。実際のドラマ内での登場人物と筆者とは異なる点が多々あります。
本編あらすじ
~99分署
乙方「ああ来年から再就職、やっていけるか不安だなあ…」
ジェイク「乙方、別のことを考えろ。キャッスル・ロックのドラマとか」
乙方「打ち切られたの知ってるだろ!」
ジェイク「悪かった。でもお前がそこまで卑屈なるなんて珍しいな。前職の上司からの再雇用の提案を男らしくキッパリ断ったんだろ?自信持てって!」
〜過去回想(警察無線のノイズ音)
※イメージ
元上司「またうちで働いてみる気は無いか?」
乙方「えー…あー………その…………
……………考えさせてもらっていいですか…」
〜過去回想終わり(警察無線のノイズ音)
乙方「ごめんそれは嘘、変に強がってしまった…」
ジェイク「ああ…分かったよ、潜入捜査してた時のツテでお前の再就職先を調べておいてやる。不安解消の足しにはなるだろ」
乙方「ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!ジェイク!」
〜数日後
乙方「ジェイク!戻ってきたんだね!」
ジェイク「元マフィアのちょいワルジェイク・ペラルタのご帰還だ!」
乙方「それでどうだった?アニメや海外ドラマが好きで気の合いそうな社員はいた?」
ジェイク「海外への不正送金の記録を見つけた。確実に資金洗浄に関わってる。今年一のデカいヤマになりそうだ」
乙方「嘘でしょ⁉︎」
(OP)
テレッテテレーテレッテテレードゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥンドゥンドゥンドゥンドゥドゥドゥン
テレッテテレーテレッテテレーテンテンデデドン!
(OP終わり)
乙方「どうしよう、大変なことになった…」
ジェイク「落ち着け乙方、入社前に分かって良かっただろ?お前も"カマ掘り愛玩倶楽部"の資金洗浄をやらされてたかもしれないんだ」
乙方「僕の再就職先そんな所から出る資金を洗ってたの⁉︎」
ジェイク「危機一髪だったな。でもそんな怪しい会社だと気づかないお前もお前だぞ。ちゃんと面接とかしたんだろ?」
乙方「もちろん、しっかりしてたよ!」
〜過去回想(警察無線のノイズ音)
※イメージ
面接官「それでは面接は以上です。スタッフに車を用意させるので来た時と同様、アイマスクをしてお待ちください。携帯電話は送迎後お返しします。以上」
〜過去回想終わり(警察無線のノイズ音)
乙方「情報セキュリティは特に厳しかったし僕はベター・コール・ソウルのシーズン4を思い出して楽しかった」
ジェイク「あれそんな楽しいオチのドラマじゃなかっただろ。まあ過ぎたことは仕方ない。先ずは署長に報告して意見を聞くよ」
~99分署
ホルト署長「カマ掘り愛玩倶楽部だと!!!!!!!!!!」
ジェイク「署長声が大きいです。あと本題はそこじゃない」
ホルト署長「これは私が99分署に来て以来最大の事件だ。慎重に事を進めなくては」
ジェイク「そうですね。でも俺の親友の再就職先も関わってくるんです。早くなんとかしてやらないと……ん?乙方から電話だ」
☎
乙方『ジェイク⁉︎ああ良かった繋がった、大変なんだ!』
ジェイク「どうした乙方落ち着け」
乙方『いま家にいるんだけど、就職先のことが気になって思い切って内定辞退の電話をしたんだ、そしたら…』
〜過去回想(警察無線のノイズ音)
乙方『あーもしもし?大変申し分け難いのですが、内定の辞退をしたく連絡させて…』
※イメージ
採用担当『そこで待ってろ!!!!!!!』
〜過去回想終わり(警察無線のノイズ音)
乙方『つい電話切っちゃった……それで怖くなってジェイクに電話したんだ』
ジェイク「ベター・コール・ソウルで裏切り者がどうなったのか忘れたのか!待ってろ乙方、今そっちに行く!」
〜乙方家
ジェイク「ふー、良かった無事だったか」
乙方「ジェイク!来てくれて助かるよ!」
ジェイク「どうしていつも勝手に動くんだ!先ずは署長に報告して意見を聞こうって言ったろ?」
乙方「君にはいつも迷惑ばかりかけてるから……たまには自分でなんとかしたかったんだ。ごめん」
ジェイク「その気持ちは買うがもっと人の言う事も聞いてくれ。この前も携帯ショップで適当に相槌うってたら知らぬ間にauでんきに切り替わってただろ」
乙方「僕の悪い癖だ」
ガチャガチャガチャ‼︎‼︎(外からドアノブを回す音)
ジェイク「まずい奴らだ!」
乙方「マイクとラロ、どっちだろう?」
ジェイク「どっちも最悪だろ!いい加減ベター・コール・ソウルの内容は忘れろ!
」
ガターン!(ドアを蹴り破った音)
ピメント「おい嘘だろ?ジェイク!乙方!」
ジェイク・乙方「エイドリアン⁉︎⁉︎」
ピメント「久しぶりだなお前ら!レディー・ガガのコンサート以来か?」
ジェイク「いや、ガガのコンサートには行った事ない。それより!警察辞めたと思ったら何怪しい仕事やってるんだよ!」
ピメント「今は自由にやらせてもらってる。爪を2、3枚剥がしてビビらせてやれって依頼を受けて来たんだが、まさかお前らだったとはな。安心しろ直ぐに終わらせてやる」
ジェイク「待て待て待て!一旦その工具箱は置いてくれ!乙方はお前の依頼先から内定を辞退したいだけなんだ、なにもそこまでする必要ないだろ!」
ピメント「いーやこれは個人的な恨みだ。俺が警察を辞めた途端に付き合い悪くしやがって。職業差別だ!」
乙方「ごめんよピメント、僕も再就職活動で忙しかったんだ」
ピメント「そんな時こそ俺を頼れよ!!!……ん?おい待て、ガガのコンサートに行ってない⁉︎じゃあ俺と一緒に朝までMDMAをやったあいつらは誰だったんだ⁉︎」
ジェイク「そんなの知るかよ!!!!!!!!」
ピメント「ちくしょう!あの日の夜がお前らとの今年1番の思い出だと思ってたのに!どうりでそのあと連絡が来ないわけだ」
ジェイク「誤解が解けて良かったよ。でもお前の事を蔑ろにしてたのは事実だ。すまなかった」
ピメント「ああ分かった。俺はもう帰る。依頼主には適当に報告しておくが、そのかわり次のガガのコンサートはお前らから誘ってくれ。じゃあな」
ジェイク「ふぅ……ひとまず危機は去ったな」
乙方「もうこんな怖い思いはたくさんだよ……就職活動が怖くなってきた」
ジェイク「乙方……。そうだ俺に良い考えがある!明日99分署に来れるか?」
〜翌日 99分署
ジェイク「見てくれ乙方、この溜まりに溜まった郵便物の山を!」
乙方「ひどい!まるでジェイクのうちみたいだ!」
ジェイク「え、うちそんなにひどい?まあそんなことより99分署で新しい郵便係を募集してるんだ。ジーナがスマホの画面以外は見たくないって職務放棄しててな。乙方、お前に頼めるか?」
乙方「もちろん!君達と一緒に働けるなんて嬉しいよ!しかも本当にベター・コール・ソウルのジミー・マッギルみたいだ!」
ジェイク「あまり自分と海外ドラマのキャラを同一視するなよ。俺は引き続きカマ掘り愛玩倶楽部を追う。お前はここで安心して社会復帰するんだな。ようこそ99分署へ!」
乙方「99分署!!!!!」
ホルト署長「また騒がしくなりそうだ……」
~馴染みのバーにて
乙方「今日は本当にありがとうジェイク!これで人生全てうまくいきそうだよ!」
ジェイク「いや、まだひとつやり残したことがあるだろ……?」
~Brooklyn Barclays Center
レディー・ガガ「Can't read my, Can't read my No he can't read my poker face〜♫」
ピメント・乙方・ジェイク「「「poker face!!!!」」」
ピメント「ガガ最高!!!」
(終)
ブルックリン・ナイン-ナインはNETFLIXでシーズン6まで配信中!