歯医者に行った
今週は歯医者に行ってきました乙方ですこんばんは。
自分は今まで虫歯になったことがない。子供のころ乳歯の生え替わりが悪くて初めて歯医者に行ってそれっきりなので今回は人生で2回目。そんな健康歯の持ち主がなぜ歯医者に行くことになったのか。そんな話をします。
去年までは職場で歯科医の巡回検診が年に1回あった。そこでは歯の検査と歯石等のクリーニングを行っていたが、そのクリーニングが個人的にかなり好きだった。花粉が多い季節になると自分の眼球を取り出して一度水洗いしたいと思うことが誰しもあると思いますが、歯のクリーニングはそれに匹敵する清掃感を味わえる。
しかしフォロワーのみなさんもご存じのとおり既に退職している身のため今年は検査もクリーニングも受けていない。もしかしたら気づかないうちに虫歯ができているかもしれない。
ということでとりあえずデンタルミラーを買って今一度自分の歯を見てみることにした。クリーニングは受けたいので歯医者に行く前のちょっとした現状把握のつもりだった。が…
(なんか黒くね???)
奥歯に怪しい黒ずみを見つけた。冷静にその日の食事メニューを思い返してもホウレンソウが挟まる余地やイカ墨パスタのような黒っぽい食べ物は出てこなかった。そもそも俺はホウレンソウもイカ墨パスタも好んで食べないのでこの時点で全く冷静になりきれてない事が分かる。
(虫歯?これが?俺が???虫歯?????!!?)
これまでの人生で何一つ他人に自慢できる成功体験のなかった俺の心の支えであるところのプチ自慢”虫歯0”のチャンピオンベルトが何者かに奪われた瞬間である。
幸い痛みは無かった。しかしこの虫歯とまだ見ぬ歯医者への不安でその日はあまり眠れなかった。翌日ギリギリまで悩んで歯医者の予約をとりつけた。なんか前もこんな事書いたな。
でもこういう出来事は何かに書き記しておかないとすぐ忘れて次回また焦る。現にぎっくり腰になった時のこともすっかり忘れていた。ぎっくり腰記事を読み返すとどうやら医者の診断に適当に相槌を打っていたらしい。
そして当日、昔行った歯医者での記憶はほとんど無いため道すがら歯医者について想像していた。やっぱり最初に思い出すのは「邪神ちゃんドロップキック」のゴッサム歯科回。そして「ファインディング・ニモ」「スリー・ビルボード」、「アウトレイジ」の拷問?シーン。……ろくに良いイメージがわかなかったので無理やり「チャーリーとチョコレート工場」の記憶をたどった。あまり覚えてないけどたしか最後は親子の良い話だったと思う。
そのイメージのおかげか歯医者自体は特筆すべきことがないぐらい普通だった。まあ異常じゃ困るが。
そして診断の結論から言うと、虫歯はかなり軽度のものですぐに処置する必要はないとの事。診察を受けたのが夕方だったので仮に今、麻酔で処置をしてしまうと今日は麻酔が残って食事ができないだろうとのことで、虫歯は別日に改めて予約を取ることにして今日はクリーニングだけすることになった。その日は久しぶりの歯医者で緊張して朝から何も食べていなかったので夕食まで抜かれるのはさすがにきついから良かった。
また、診断によると自分は睡眠中に歯ぎしりをしてしまう傾向があるらしい。異常独身男性が部屋で一人歯ぎしりをしようと世間には何の被害も出ないが、歯ぎしりは将来的に知覚過敏やアゴへの負担から顎関節症を併発したりするらしい。
そういえば昔から顎関節症の症状(口を開けるたびに顎がカクカク鳴るやつ)がたまにあり、頬杖をする癖を直したりいろいろ対策していたが原因は歯ぎしりだったようだ。
あ、Huluで配信された「デクスター」めちゃ面白いですね。 こんな感じの頬杖癖もやっぱりちゃんと直したほうが良いみたい。
話を戻し、その日の歯医者は勧め通りクリーニングだけした。担当の人は「四畳半神話大系」の羽貫さんみたいな人が良いなと淡い期待を抱いてたけど「ミザリー」のアニー・ウィルクスみたいなガタイの良いおばあちゃんでした。でもすっきりした。
虫歯も大したことないみたいだししばらくほっとこうかなと思っていたら会計の時に矢継ぎ早に次回の予約を入れられてしまった。もしかしてまた医者の話よく聞いてなかった?完全に虚を突かれびびって来週の予約を入れてしまった。心の準備が…
ということで続きはまた来週書きます。特に書くことがなかったら書きません。
P.S.
自分が歯ぎしりをするタイプの異常独身男性ということが分かったので、寝言とかいびきを録音できる睡眠アプリをインストールしてみました。
寝言の録音機能はオマケみたいなもので、iPhone内の加速度センサーを使って対象者動きを検知し深い睡眠・浅い睡眠・起床タイミングを計測する事で定量的に睡眠の質を測れるようになっている、かなり高機能。
例えばこのセンサーで自分の睡眠スタイルを把握して、睡眠が浅くなってるときにアラームが鳴るようにセットすれば、深い眠りの時に無理に起きるのと比べてすっきり目覚められるという寸法である。
と、まあ他にもいろいろ有用そうだけど今回の目的は歯ぎしり。
自分が睡眠中どれだけアゴや歯に負担をかけているのか、このアプリを使って現状把握をしてみることにした。
寝言録音できる睡眠アプリ試した結果、新聞配達のバイクの音が数件録音されてるだけでした…
— 乙方 (@otsuuukata) 2020年7月30日
良かった(?)…。もしかしたら歯ぎしりといっても漫画みたいにギリギリ音が鳴り響く感じではないだけのようです。
ちょっと不安だった寝言はしていなかったので安心しました。
アニメアニメアニメアニメアニメアニメ!!!とか言ってなくて良かった
— 乙方 (@otsuuukata) 2020年7月30日
ブルックリンの坊や、いくぞ!
フォロワー!!!海外ドラマ見てますか?見てるみたいですね乙方ですこんにちは。
自分はだいたいフォロワーの影響で海外ドラマを選んで見ています。フォロワーがオススメする作品は名作。でもたまには自分で良さげな作品を発掘したい。俺が見る作品は名作。
ということで見始めたのは「ブルックリン・ナイン-ナイン」
日本ではNetflixでシーズン5まで配信中。アメリカではシーズン7まで制作されてる。
ニューヨークの警察署"99分署"が舞台の1話20分弱で話も1話完結で終わるシチュエーション・コメディ。こういうジャンルをシットコムっていうんですね、最近知りました。
作品の雰囲気はホーム・ドラマの「フルハウス」みたいなやつだと思ってもらえれば差し支えないと思う。
物語は99分署に堅物の新署長が着任するとこから始まる。そんな新署長と、今まで放任主義の署長の元で好き勝手に働いてきた署員達が笑える事件を巻き起こしていく。
刑事ドラマだけど恐ろしい犯罪や危険な人物は一切出てこない代わりに登場人物みんな変人でそれがまかり通るやさしい世界。見てて癒される。
特徴的なのはテンポの良い演出。
登場人物達の会話の合間合間で視聴者の知らない出来事の話、例えば昨夜のバーでの騒ぎや過去の事件の回想シーンを会話の合間に挟む演出?(なんて説明したらいいか分からない)を多用してて、それがテンポ良くて面白い。
作中ではBGMが映画「スナッチ」のOPみたいな、よくある小粋な曲がかかってて好き。 ドゥドゥンドゥドドゥン〜みたいなやつ。
「フルハウス」でもそうだけど、この手のジャンルはやっぱりいち早く登場人物を好きになるのがハマる決め手。
なので簡単に主要キャラ紹介。
ジェイク・ペラルタ
本作の主人公。ジェシー・アイゼンバーグみたいな見た目のひょうひょうとした雰囲気の巡査。子供みたいな考えをしているが頭はキレるかつ署内のムードメーカーで犯人検挙率も高い。映画好き。新しく着任したホルト署長に特に目の敵にされる。
それでも根は真面目だからか署長とうまくやっていこうと次第にお互い理解し合っていく。
でも大人と話を合わせる為に雑誌ニューヨーカーを購読しようとしただけでカード会社からカード盗難疑惑の電話がきたりしてしまう。
好きな刑事物は「ダイ・ハード」
ホルト署長
99分署に着任してきた親署長。黒人の同性愛者ということから凄まじい差別を受けてきたが実力で署長まで登り詰めたという経歴を持つ。規則に厳しく生真面目で厳格な性格。
そんな人物が常にふざけてるような99分署に着任したことで起きるトラブルと人間模様が本作の見どころ。
最初は厳しく規則規則と生真面目な性格全開だったけど次第に99分署の雰囲気に飲まれて良くも悪くも少しズレた感性が際立ってくる。
効率的な事や統計が好きで映画「マネーボール」を見た時は映画館で号泣している。
胃腸が弱くなってから19年間大好きな牛乳を絶っている程忍耐強い心の持ち主だが一時期スマホのパズルゲームをやめられなくなって署内で問題になった。
チャールズ・ボイル
ジェイクの同僚で親友でもある。仕事熱心だけどだいたいいつも失敗してる。料理へのこだわりだけは凄い。変人。ハロウィンが大好き。ことあるごとにジェイクとハイタッチをする。
作中では割と気持ち悪いタイプの変人という扱いだけど不思議と嫌いにならない。古い切手の味に興味が湧いてアンティークの切手コレクションを舐めたりする。
二択を迫られるとパニックになって二択のどちらでもない行動を取ってしまうドラブラメーカー。
恋愛に関してもいつもパニックになって"やりすぎボイル"と呼ばれる状態になって結局失恋してしまう。
"やりすぎボイル"の例
・電話でいきなり「共同の当座預金口座を作ろう」と言ってしまう
・レストランでデート中にこっそり2時間後のローマ行きのチケットを買ってしまう
・まだ付き合ってもいない女性との結婚式の招待状のレイアウトを妄想してると思いきや一緒に入る予定のお墓のデザインを考えてた
好きな刑事物は「ターナー&フーチ/すてきな相棒」
エイミー・サンティアゴ
生真面目で優等生な女性刑事。ジェイクと犯人検挙数を競っている負けず嫌いな性格。お婆ちゃんと一緒に住んでると間違われそうなセンスの部屋に住んでる。
自分と似た性格のホルト署長に対して尊敬の念を抱いているが次第に尊敬度合いがエスカレートしていき、署長は自分の遺言執行人と決めている域まで達している。
署長に褒められると素直に喜んだり影でガッツポーズをしたり可愛い一面もあるけど署長との仲がうまくいかないとキャラ崩壊する。
かなりの料理下手で塩と重曹を同じ物と思っていたり手作りしたブラウニーは署員に消しゴムだと思われた。
好きな刑事物は「トレーニング・デイ」「リーサルウェポン」「ファーゴ」
テリー・ジェフォーズ
デカいガタイのマッチョ担当巡査部長。人間の体重をブドウ2、3粒程度にしか感じない程の筋力を持つ。
でも心は繊細で時折自分を追い詰める性格。カロリー摂取を怠るとパニックになったり、双子の子供ができて父親なってから拳銃を使うことがトラウマになったり、そのせいで現場には出られない。
中間管理職の仕事で日頃ストレスを抱えているのかたまに吹っ切れたようにトラブルを起こす。
証人との面通しの時に容疑者の頭数が揃わないとそこに混ざって汚い言葉を叫ぶのが趣味。懸垂しながら仮眠をとったりする。ヨーグルトが好き。
好きな刑事物は「勝手にしやがれ」(フランス)
ローザ・ディアス
強気な武闘派女性巡査。ミステリアスでプライベートや過去は謎が多く口も悪い。
スキャナーの調子が悪いのにイラついて叩き壊したりPCに消化器を噴射したりする危険な存在だけど、その後に弁償代としてお札を何枚か投げ捨ててクールに立ち去ったりする。
常に怒りっぽく感情的な性格であると思いきや、昔はバレエ学校に通っていて繊細なところもある。でも実は気に入らないバレリーナをボコボコにして退学になっていた。
好きな刑事物は「ロボ・コップ」
ジーナ
99分署の事務担当。
独特の感性を持っていてそれが運良く署長の目に留まり事務兼署長秘書になる。ジェイクとは幼なじみ。警官ではなくあくまで一般人という立ち位置から好き勝手な行動と発言で物語を引っかき回す。変人。
各界の人達が参加してるホルト署長のホームパーティーに参加した時は何故か周りに心理学者が集まってきた。
鉄の精神の持ち主で、イチオシのコメディ映画は「ドラゴンタトゥーの女」と発言しているらしい。
好きな刑事物は「バッド・ボーイズ」
ジーナ役のチェルシー・ペレッティの旦那さんは「ゲット・アウト」のジョーダン・ピール監督。面白い夫婦ですね。
以上が若手メンバーで、他にも署内には定年間近のベテラン刑事スカリー(左)とヒッチコック(右)のコンビがいる。
昔は刑事としてバリバリ活躍していたらしいが今はほとんど仕事もしなく、メールアカウントへのログインの仕方が毎朝分からなくなったり不摂生による身体の不調を自慢し合ったりと老人ネタの担当をしてる。
勤務中でも気にせず自分の足の裏に針を刺して何も痛みを感じない事を得意げに話したりする
個人的にこの2人が一番好き。
主要メンバーはこんな感じ。
他には準レギュラーみたいな頻度で他署のキャラがでるぐらい。
ちなみに「ブレイキング・バッド」シリーズでウォルターに車を燃やされたりジミーとキムにカモられたりされてた株のブローカーこと"ケンさん"もエイミーの恋人テディ役で出ている。
自分はまだシーズン2までしか見てないけど手軽で見やすいので引き続きちょくちょく見ていく予定。
でもやっぱりフォロワーのオススメしてる海外ドラマも名作なので適当なタイミングでHuluで配信予定の「デクスター」に切り替えていきます。
読書紹介文4
芳文社セールで読んだ漫画の話かと思った?すみません悩みに悩んで結局キルミーベイベーしか買いませんでした乙方ですこんばんは…情けない
相変わらずスティーヴン・キングの「ダーク・タワー」シリーズを読んでるけどまだ3巻の上を読み終えたところだしシリーズ物は紹介してもしょうがないので他に書くこともなくすっかり放置されてたこの読書紹介文も4回目。
ようやく図書館の利用も再開したので久しぶりに何冊か借りてきました。
ボーダー 二つの世界
スウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの短編集。全部で11編もあるのでなかなかボリューミー。
表題の「ボーダー 二つの世界」は映画化もされている作品。
とても不思議な世界観で設定にちょっと驚かされた記憶が強く残っていて、図書館でたまたま原作を見つけてパラパラめくってたらその場で表題だけ読み切ってしまった。
あらすじ
主人公ティーナは生まれながら醜い容姿を持ちながらも"人の心を嗅ぎ分ける"という特殊な能力がある。職場の税関ではその能力を違法な持ち込みを見つけ出す事に利用しながら働き暮らしている。ある日、自分と似た容姿のヴォーレという人物を怪しいと嗅ぎ取り持ち物検査をするが誤捜査に終わってしまう。そんなヴォーレに興味が湧いていき次第に彼の正体、そして自分の正体が明らかになっていく…というミステリチックなファンタジー作品。
原作では映画でちょっと良く分からなかった部分も描かれてたり、結末も全く違う展開で新たな驚きもあった。また映画レンタルして比べて見たりもしたけど結局どっちの終わり方も良いな〜ってとこで落ち着いた(優柔不断)。
小説版は文庫本で100ページ弱でかなり短い。映画は内容を若干脚色させてちょっと派手に見せてるけど本筋は変わらずセンセーショナルに映像化していて良い。
スティーヴン・キングの「ショーシャンクの空に」や「ミスト」も原作は短編で凄い短いけど映画では話を膨らませてより良い感じに、原作のその先へと展開されてるのとちょっと似てると思い出した。
他の短編も自分好みのホラー ・ミステリー系の物語が多く本作を読み終わった後、巻末の著者紹介見てたら『スウェーデンのスティーヴン・キング』と呼ばれているらしく、めちゃ納得してしまった。
「ボーダー 二つの世界」という本書のタイトル通り他の短編も、"主人公達が住む世界"と"何者かの世界"と二つの世界の境界が混ざり合うことについてをメインテーマとしている。
例えるならツイッターでブヒブヒアニメイラスト見てたらうっかり政治ツイートのリンク踏んじゃったみたいな展開もあれば、TLで自分の見てないアニメのキャプが流れてきて気になって公式HP見たりして自ら近づいてしまうような展開もある。
収録作品の「古い夢は葬って」は映画化された「ぼくのエリ 200歳の少女」及び「MORSE モールス」の原作の番外編。
こちらは孤独な少年の隣の家に引っ越してきた吸血鬼エリとのダークな恋模様を描いた作品。
自分のことを孤独だと感じている少年がもっと孤独な吸血鬼という存在に触れ惹かれ”境界”を超えていく、切ないハートフルなストーリー。
本書の番外編はその後日談。前作で起きたとある事件について、それを調べる警察官や目撃者達の回想を交えた話になっている。なのでこちらは原作小説か映画の方を見てから読む事推奨です。
他にも異界の怪物の話やゾンビの話など目白押しなので本書は全体的にオススメです。
もう一冊借りてきたのはルーシー・モード・モンゴメリの「赤毛のアン」
今TOKYO-MXさんでアニメが再放送中。なんとなく見始めたら世界名作劇場と銘打ってるだけはあってさすがに面白く毎週ひそかな楽しみになっている。
この表紙のアンちゃん可愛い。冷静な萌豚だからチラッと表紙だけ見てクールに新潮文庫版を手に取ったけどそのあとすぐさまスマートフォンで赤毛のアン10歳までに読みたい世界名作で画像検索したことは内緒だ。10歳まで?ブヒるのに遅すぎる事なんてない。
赤毛のアンのアニメを見るまで正直具体的なストーリーとかはあまり知らなかった。漫画「すごいよ!マサルさん」でマサルさんが、我々もアンを見習って部室の掃除をしよう!と分けわからない事を言ったりアンちゃんが笑顔でアッパーをしてたり、間違った認識しかない。
あらすじ
カナダのとある島が舞台。独身の兄妹マシューとマリラのカスバート家は養子に男の子をもらい受ける予定だったが、なんと待ち合わせ場所にいたのは赤毛の女の子!というのが物語の導入。畑仕事の手伝いをできる男の子が欲しかったマリラ達は当然困惑。しかしアンはそれ以上に困惑し泣き叫ぶ。孤児院で退屈な暮らしをしていたアンは外の世界に憧れて養子になる事をとても楽しみに夢見てた事とその夢が無残にも崩れ去ってしまった事の胸中をマシンガントークで語り尽くす。可哀想だけど可愛い。結局、翌日には話の食い違いを正す為、授け元までアンを届けに行く事になるが、その数日間でマリラはアンがそんじょそこらの女の子とは違う考えをもつ、悪く言えば変わった子である事に興味を持ちそのまま引き取る事を決意する。
というのがだいたいのあらすじ。
アンちゃんがとにかく喋る。「あなたもそう思わない?」「あなたが私と同じ立場だったらきっとそう思うはずよ?」「あなたはそういった経験がおありで?」と、とにかく問いかけてくる。思った事を素直に言い自身の正当性を問いかけ、時には学び時には大人の意見を覆し成長譚として楽しめる。
ってのは建前でマジブヒれる。
『あら、あなたは今期アニメにイマイチ乗り切れてない経験がおありで?もし無ければ私の気持ちは一生分からないわ』
恐怖の四季 春夏アニメ編
先週は久しぶりに遠出して浜松まで行ってきましたが、雨がすごいから靴下を多めに持っていったのに初日で全部使い切りそうになったり、「おにぎりあたためますか」で昔紹介されてた鰻屋に入ったら一番安いのでも4,000円ぐらいするお店だったり、一般道で向かってたら御殿場あたりの霧が凄まじくて身の引き締まる思いをしたり、なかなか家の中に居ては味わえない感情の動きをして楽しかった乙方ですこんばんは。
今回の旅のお供です pic.twitter.com/LPLH9Ce2VO
— 乙方 (@otsuuukata) 2020年7月8日
— 乙方 (@otsuuukata) 2020年7月9日
楽しそう。
帰ってきたら暑さでPCの調子が悪くなってたので簡単に夏アニメ所感を。
無限の住人
ザン!
ザザザンッ!!
バンッ!
バババンッ!!!
無限の住人は2クール目に突入。あまり見てるフォロワー少なそうな感じですがめちゃ面白い。
両親を殺された少女 凛ちゃんが不死身の男 万次さん(CV.津田健次郎)を用心棒として雇い仇討ちをしていく話です。
ダンッ!
ダダダンッ!!
ガンッ!
ガガガンッ!!!
そして2クールでOPは弘前市が生んだ妖怪バンド「人間椅子」の「無限の住人 武闘編」に変わりましたがめちゃくちゃかっこいい。聴いててクセになるし頭から離れない。
アニメの為の書き下ろし曲で、過去にもイメージアルバムを制作していたりと昔から関りがあったみたい。主題歌起用と同時に長らく廃盤だったそのイメージアルバムもサブスクで配信されて、こちらも良い。
今回のOPはバッサバサと敵を切り倒していく万次さんのような勢いある楽曲になっていてアニメの雰囲気にピッタリ。
ダッ!
ダッダッダッ!!
ガンッ!
ガガガンッ!!!
アニメはアマプラで既に全話配信してる邪神ちゃんタイプなので今からでも1話から見られてオススメです。でもアマプラの方だと2クール目のOPは人間椅子じゃないので注意。
それ〜が〜無限の!住人!(お〜おおお〜)ドゴドコドコドコ♫
GREAT PRETENDER
NETFLIX産のアニメ。6月から先行で配信してたので先に10話まで見ちゃったけどなかなか面白い。
脚本の人がドラマとか映画でやってる「コンフィデンスマンJP」の人で、アニメ畑には初進出らしい。内容も「コンフィデンスマンJP」(自分は未視聴)と同じでいわゆるコンゲーム、詐欺師の騙しだまされ合いみたいなやつになってる。でも作品の雰囲気はOPが映画「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」みたいなシャレオツな映像で、EDはフレディ・マーキュリーの楽曲「グレート・プリテンダー」で、完全にNETFLIX顔のオタクが好きそうなやつに仕上がってる。
この手の騙し合い作品はやっぱり見破るより騙されたい派なので予告もディザーPVも何も見ずに、もっと言えばこんな駄文のブログなんか見ないでなんの情報もなく視聴するのがいいと思います。
デカダンス
うぉ!最近よく見るガムシャラに頑張るアニメの女の子!1話見た感じめっちゃ面白そうですね。「空挺ドラゴンズ」みたいな感じかと思ったらなんかSFっぽい怪しい雰囲気も出てきて続きが気になる。
GREAT PRETENDERと放送時間が被ってるのが惜しいけどこちらも注目。
うまよん
「ここでペンが止まったぁ!!」
「長文ですからね…」
↑好き
ド級編隊エグゼロス
魔王学院の不適合者
女の子は可愛いけど、この手の作品はいつも最後までイマイチ楽しめない。楽しみ方がわかってないのかな。
話変わりますが自分は炭酸飲料や納豆があまり好きではないのですが、好きな人はめちゃくちゃ旨そうに飲んだら食べたりするじゃないですか。それが羨ましくて自分もつられて何度も手を出すけどやっぱり好きじゃない…ってなることが定期的に起こるのと似てますね。そんな感じでとりあえず見ていきます。女の子は可愛いけどね。
放課後ていぼう日誌
ノー・ガンズ・ライフ 2クール目
天晴爛漫!
食戟のソーマ 豪の皿
夏アニメに加わってきた春アニメたち。力強すぎる。また見られるだけで嬉しい。
どうかうまく国境を越えられますように
どうか親友に再開して、奴と握手ができますように
どうか太平洋が、夢の中と同じような濃いブルーでありますように
どうか何事もなくアニメが放送されますように
それが俺の希望だ
ヤバい奴らですね☆
このブログを始めて半年がたちました。
最初は日記みたいにしようか、毎日書こうか、1ヶ月でまとめて何か書こうか等々考えましたが、自然と酒飲みながら週1のペースで何かしら書くってスタイルに落ち着いたのに毎回この最初の書き出しが定まらない乙方ですこんばんは。←このスタイルが定まってない。
そんな中、海外ドラマ「オザークへようこそ」のシーズン4製作と完結が決まったみたいですね。いいね。
「オザークへようこそ」シーズン4製作決定、ついに完結 ─ 全14話に拡大、バード家に「大きな問題」到来へ https://t.co/nsqLf7bdtg @the_river_jpより
— 乙方 (@otsuuukata) 2020年7月1日
良い海外ドラマの重要なポイント「だらだら引き伸ばさない」を見事にクリアしてきました。
先月にはシーズン3まで見終わって面白すぎぃ!と思ってたのですが、ぎっくり腰になってしまいブログに面白すぎぃ!と書くタイミングを逃してしまってたのでちょうど良い紹介のタイミング。
「オザークへようこそ」シーズン1予告
あらすじ
主人公はシカゴで財務顧問の仕事をして平凡に暮らす男マーティ・バードとその家族。しかしマーティの同僚が裏で資金洗浄(いわゆるマネーロンダリング)の金に手を出していたことが発覚し、状況は一変。メキシコの巨大麻薬カルテルを怒らせてしまい絶体絶命のマーティは何とかして命だけは助かろうと頭をフル回転させて自分の有能さをアピールする。
そして「5年以内にカルテルの裏金5億ドルの資金洗浄をする」という途方もない条件で、逃げるようにミズーリ州の田舎オザークへ家族と共に移り住むことになってしまう。という犯罪ドラマ。
Netflix製作で現在シーズン3まで配信中。
特定の、かなり限定された田舎で起こる犯罪ドラマということで映画「ファーゴ」のような雰囲気もあり、普通の家族が資金洗浄のような裏家業に関わってくることから「ブレイキング・バッド」のようなドロ沼感もあり、そのあたりが好きな人にオススメ。
資金洗浄を物語のメインに据えてる作品ってちょっと地味そうだし結構珍しいのではと思いつつ、シーズン1見てる時はやっぱり盛り上がりに欠けるかな?ってところもあったけど、逆にそれがリアリティを出し、日常に突然やってきた資金洗浄という異質なものがじわじわと当たり前になっていく、という感じが結果的に良い雰囲気に。
派手さがない分、静かに、確実に主人公達が悪い方向に進んでいくのを否が応にも感じ取ってしまい、どんどん右肩上がりに面白くなっていきます。
舞台となるオザークという土地も不穏さを引き立たせるのに大きく買ってそう。オザークは大きな湖に面したリゾート地、とはいっても休暇で都会から人が来なければ普通の田舎。劇中でも「オザーク?どこそこ?」みたいな台詞が出てくるレベル。
マーティ家がオザークへ引越してきた事も大金を持ってるという事も噂としてあっという間に広まったり、余所者・新参者と舐められたり、どこに行っても不審感が強い田舎特有の閉塞感がムンムンしている。さらに独自の地元ルール全開のヤバい人達に振り回され、資金洗浄の問題が解決したと思ったらまた新しい問題が入れ替わりでやってくるので感情移入し過ぎると胃がキリキリしてしまう。
邪神ちゃんドロップキック ミズーリ州編はオザーク湖でボート対決。
そんな「オザークへようこそ」、序盤は色々と登場人物や団体が出てくるけど良い意味でも悪い意味でもちょっと地味で派手さは無い。物語的にはスゴいピッタリな配役なんだけど正直とても覚えづらい。そこでヤバい登場人物・ヤバい団体を簡単に紹介。いったい誰がヤバいんだ?
ラングモア家
オザークへ引っ越して来た主人公一家から金を盗もうとする地元でも悪名高いヤバい犯罪一家。
しばらくは出てこないけど服役中の父親が一番ヤバいくて、オザークでは残されたその娘や親戚と甥っ子などが集まって暮らしている。でもヤバい一家とは言いつつも、ちょっと憎めない存在。
その中でもこの画像のラングモア家の紅一点ルースはなかなかのキレ者で、焼そばみたいな髪型も可愛い。
「ブレイキング・バッド」でいうジェシー・ピンクマンみたいな、口は悪いけどなんだか放っておけない存在。そんな彼女もオザークのいざこざに足を踏み入れてしまい、萌豚は固唾を呑んでひどい目に合わないか見守っちゃう。
スネル家
ラングモア家もなかなか癖のある一家だけど、もっとヤバいのが地元の有力者で芥子の栽培を営むジェイコブ・スネルとダーリーン夫妻。先祖代々継がれてきたオザークの土地を守っていてギャングまがいな事をしている。
「オザークで商売したけりゃ手数料を払え!」とマーティにけしかけるジェイコブとそれをサポートするダーリーンとの激ヤバ老夫婦タッグは地元警察にも顔が利くのでとにかくやりたい放題。
「湖とヘロインの街オザークへようこそ…」
ナバロ・カルテル
マーティ達がオザークへ逃げる原因になった大元のヤバいメキシコ麻薬カルテル。マーティ達が上記の2つの地元一家に手を焼かれてる事など露知らず、しっかりと板挟み状態に追い込んできます。
主にマーティとやり取りをしてるカルテルの中間管理職デルは紳士的な態度と裏腹にやる事は容赦ない。個人的には見た目渋くて好きなキャラ。
この手の映画とか海外ドラマ見るまではメキシコってタコスとマラカスとヒゲの陽気なオジさんの国っていうイメージしかなかったのにどんどん悪い偏り方のイメージがついてしまう。
FBI捜査官
犯罪が関わってくると当然FBIも絡んでくるけど犯罪者よりヤバいのがこの捜査官のロイ。何とかマーティを通じて大元のナバロ・カルテルへの足掛かりを得ようと画策するも、その方法がなかなか常軌を逸している。だいたいこいつのせいかもしれない。
邪神ちゃんドロップキックで一番ヤバい。
マーティ・バード家
間違えましたの
なんだかんだヤバいのが主人公家族。本作の主人公マーティは妻ウェンディと長女シャーロットと長男ジョナの4人家族。
家族は資金洗浄といういきなり非現実的な状況に巻き込まれて大混乱の中、一般家庭と同じように妻・子供とのごくありふれた家庭問題も出てきて物語に良いスパイスを与えてる。
上記のオザークのヤバい奴らに囲まれたマーティを妻のウェンディはどう支えるのか?子供たちの成長にどんな影響を与えるのか?
結論から言うとあんなヤバい奴らと一緒に仕事してまともなふりしてるマーティが一番ヤバいですね☆
メインキャラクターはこんな感じで、まともな人もヤバい連中のせいでヤバい奴になったりヤバい奴には事欠きません。オセロみたい。
ブレイキング・バッドの後釜みたいなポジションになるかと思いきや、全く違った切り口で話は展開していくので良い感じに差別化していて、いろんな人にオススメです。